Pages

2011/02/24

親父にコンデジをプレゼントしたら、クラシックなフィルムカメラを3台出してきて「お前が池に落としたカメラは....」の巻。

先日の記事でも書いた通り、2月は田舎の父親の誕生日なわけでして。嫁が「バレンタインと合わせてコンデジをプレゼントしたい」と言うので、悩みに悩んだ末にパナソニックのタッチ・ムービーデジカメをプレゼントする事に。

で、この日は実家に家族揃って帰省して、みんなでお祝いをしたのでありました。

2011年2月20日
1日1景 - a set on Flickr 2011年2月20日

こちらの写真、何故にクラシックなフィルムカメラが3台並べられているかと言いますと、前述のコンデジを父にプレゼントしたところ、孫の顔をタッチするだけでキレイな写真が撮影出来る操作感に甚く気に入った様子。だいぶテンションが上がっておりまして、「それじゃあお前にこれやるわ!」と言って納戸からゴソゴソと引っぱり出してきたのがこの3台!!

えっ!?オヤジこんなん持ってたの??全然知らなかったしwww

しかも、フィルムで撮るクラシックな機体なぞ殆ど知識が無い自分でさえも「おっ?これは!」となるようなものばかりじゃあありませんか!?

ぺ、ぺぺ、えぺ、PEN??これ、もらって良いの??
 ヤタ─────v(-∀-)v─────♫

帰宅後にそれぞれをググってみたら、これがなかなかの機体揃いかと。しかも状態がすこぶる良い(と思う。素人目には)。それでは、1機種づつ、Wikipediaからの抜粋で以下にご紹介させていただきまーす!!


▼KONICA FTA
_MG_9287
コニカFTA(1968年3月発売) - ARレンズと組み合わせてシャッター優先EEが可能。TTL露出計は装着するレンズにより測光エリアが自動で変更される(広角レンズでは中央部の8字型領域のみの部分測光、標準レンズでは中央重点測光、望遠レンズでは平均測光)。シャッターはコパルスクエアS。コニカのカメラ製品一覧 - Wikipedia

▼YASHICA ERECTRO35
_MG_9278
ヤシカエレクトロ35(1966年発売)-「ろうそく1本の光でも写る」カメラを目指し、長時間露出性能の高い電子シャッター使用の絞り優先EEを採用したライカ判EEカメラで、初期はキヤノンの「キヤノネット」などシャッター速度優先EEカメラ、中期以降は小西六写真工業の「コニカC35」シリーズなどコンパクトなEEカメラが事実上のライバル機となった。自動露出機能を持ったEEカメラブームの中で初めて積極的に電池電源を活用した設計を採用。機構の簡略化と信頼性の向上を実現し、世界で約500万台を販売した。F1.7の大口径レンズ「ヤシノンDX/カラーヤシノンDX」と、2分という長時間露光から1/500秒の高速シャッター秒時まで備えるコパル製「コパルエレク」電子シャッターを搭載、暗い場所での撮影を得意とした。機体デザインはGKインダストリアル研究所。「落としても壊れない」がキャッチフレーズで、牛山善政社長自らテレビに出演してカメラを落として見せるパフォーマンスを披露し話題を呼んだ。電池はこのカメラのために作らせたといわれる、高電圧を出せるHM-4N積層水銀電池を使用。ヤシカのカメラ製品一覧 - Wikipedia

▼OLYMPUS PEN S3.5
_MG_9295
ペンS3.5(1965年)-Dズイコー2.8cmF3.5付。シャッターはペンSと同じ。 
オリンパス・ペン(OLYMPUS PEN)は、オリンパスが製造・販売するカメラ、およびそのシリーズである。
1959年にハーフサイズカメラとして発売され、その後に派生機種・後継機種が発売されてシリーズ化された。 後年には派生シリーズとして一眼レフカメラの「オリンパス・ペンF」シリーズが発売された。
さらに2009年には、本名称を冠したデジタルカメラのシリーズ(後述)も発売している。なお、デジタルカメラ版は厳密にはフィルムカメラ版の派生・後継機種ではないが、フィルム版旧ペンシリーズと同コンセプトの元に、同シリーズを引き継いでいる。オリンパス・ペン - Wikipedia

「お前が池に落としたカメラはどのカメラじゃ?」って聞かれるのかと思いましたが、どうやらそうではないようです。

やややっ!KONICA FTAには広角・望遠の交換レンズまで揃っていて至れり尽くせりじゃありませんか!!しかも、カビどころかキズひとつ無い美品。さぞやオヤジも大事にしていたんだろうな〜。そんなものを簡単に手放していいのか?と聞いてみたところ、「視力が落ちてしまってから使いたくても使えなくなって、ずっとしまっておいた」のだとか。

我がオヤジは、家庭の事情で15歳の時に中学を中退し、小さな鋳物工場で働き出してからずっと南部鉄瓶の職人だった人で、引退する時には工場長まで勤め上げた人だ。

「視力が落ちて...」というのは、私が小学校の2〜3年くらいの頃だったか、特殊な鋳型に熔解した鉄を注ぐ作業をしている時に、数千度の熱で真っ赤にドロドロになった鉄が何かの拍子で飛び散って目のなかに入り、失明までは免れたものの視力が極端に低下してしまった事があった。あの時の事を指しているのだろう。

あれから約30年。ほとんど日の光を浴びる事なく(子供の目に触れることも無く)眠っていたカメラが、今は私の手元にある。使いたくても使えなかったカメラ。使ってもらいたくても使ってもらえなかったカメラ達が。

昨年春にデジタル一眼レフ(Canon EOS KissX3)を手にしてから、寝ても覚めてもカメラや写真のことが頭から離れなくなった私。Flickrでお気に入りの写真を見つけると、大抵の場合フィルムで撮影されたものだったりするので、オールドカメラでのフィルム撮影にも憧れを感じていた昨今。いまこのタイミングでフィルム式のカメラを手にすることになるとは... これは運命か?はたまた必然か?

なんて大袈裟なものでもありませんが(笑)
この日、我が家の世代交代がなされたのでありました。

_MG_9270
Old camera - a set on Flickr

私がこれから購入して使用するであろう機材は、オヤジがそうしたように大切にしたいと思います。そして、オヤジがそうしたように、いつか我が長男へと受け継ぎたいなーと。オヤジがコンデジで、私がフィルム、長男がデジイチ持って一緒にお散歩カメラなんて日が来ることを楽しみにしたいと思います。

早速フィルムを買いに行かなくては!!



▼関連する過去の記事
夜の盗賊団: 還暦を過ぎた親父に贈る「タッチ・ムービーデジカメ」DMC-FX70!!


No comments:

Post a Comment