あとひと月足らずで海開きだというのに、海岸線は目を覆いたくなるような状況でした。
そこには、ビンや空き缶、シャンプーの容器などといった生活用品のゴミが山積し、砂浜を裸足で歩くどころか、靴を履いていても足の踏み場をみつけながらやっと歩けるような有様。
これって全て不法投棄されたゴミって事?
その場で投棄されたゴミの他に、他所で投棄された物が漂着しての現状なのだろうが、海岸線を見渡す限り覆い尽くしている大量のゴミは、いったい誰が捨てたものなのか?
もちろん、誰か一人が捨てたものではなくて、ちょっとしたポイ捨てに始まり「これくらいは...」などと思って捨てたゴミが集積した結果なのだろう... 自分自身も含め、もっと環境に対して真剣に向き合う必要があると考えさせられる。
ところが、一緒に砂浜を歩いていた4歳の長男には、このゴミの山が「宝の山」に映ったようだ!
石鹸を入れるプラスティックのケースを見つけ、それにビー玉や貝殻、空き瓶の蓋などを集め、つぶれた空き缶を、集めたパーツでトッピングしたら、「スポーツカー」が完成したらしい!
こうした子供たちの発想には、時折はっとさせられる。
なるほどこの「ゴミ」だって、きちんとリサイクルすれば立派な「資源」なのだ!!
空き缶のアルミや鉄でフレームとボディを作って、瓶のガラスをウィンドウにはめ込んだら、時速300km/hで走れるスポーツカーだって作れるんじゃないか?いや、もっと何か新しいものだって産み出せるんじゃないのか??
そういう次代への可能性も、我々はゴミと一緒に捨ててしまってるんじゃないのか?...
帰宅後に調べて知ったのだが、6月3日には地元の小中学生を中心としたボランティアが海岸の清掃を実施したばかりだという。活動に参加した「かんぽの宿 松島」さんのブログによれば...
6月3日、地元の小中学生やボランティアが500名ほど集まり、7月15日の海開きに向けて清掃を行いました。当宿のスタッフももちろん参加しました。カキの貝殻や、割れたビンなどの危険なゴミもたくさん集まりました。最終的にはトラック5台分のゴミが集まり、浜辺もキレイになりました。トラック5台分を運び出してもなお、この状況なのですね...
昨年、長男はこの海岸で海水浴デビューを果たしたのですが、その時はこんなゴミの状況など少しも感じさせないクリーンな海水浴場でした。その裏には、ボランティアの方々の地道な活動があったんですね。本当に頭が下がる思いです。
漂着ペットボトルからは三線やウクレレ
ReplyDelete漂着ポリタンクからはベースが出来ます。
私も子供同様漂着ゴミが宝の山に見えます(^^♪
http://www.youtube.com/user/takibiongaku