先日の秋田出張で、「横手泊」を選択したもうひとつの理由がコレ!!
本場の「横手焼きそば」を食すこと!!
そのミッションを遂行すべく、向かった先は横手駅のすぐ側にある老舗の居酒屋「七兵衛」さん。「昔ながらの焼きそばを味わえる」とブログ等で多数紹介されている評判のお店で、2009年度の「横手焼きそば四天王決定戦」で推奨店に選出されている実力店です!!
この日は、仕事を済ませた後の夜に来店。となれば、当然「とりあえずビール!」でしょw
空腹で、すぐにでも焼きそばを喰らいたいところですが、そこは我慢して酒のアテに「比内地鶏の焼き鳥」をオーダー!!
▼比内地鶏の焼き鳥 1本200円也
おもわず「旨い!」と感嘆の声が漏れてしまったのですが... すかさずお店の大将が「んでも、比内鶏は"焼き"用じゃねえ〜んだ。"煮"用なんだ〜。」と教えてくれました!!
本来は「きりたんぽ」などの鍋に入れる煮込み用の鶏として品種改良されたのだとか。こうして比内地鶏を焼き鳥として提供しているお店は少ないらしく、特に秋田の県南では七兵衛さんを含めて数店しかないのだとか。
この大将、見かけによらず(笑)話し好きのよーで、横手市の現状から横手焼きそばの歴史、大曲の花火大会の豆知識まで幅広く、そしてながーーーくw いろんなお話を聞かせていただきましたよー!!
・そもそも横手焼きそばは「つゆだく」なので露天には向かない。
・「つゆだく」で出しているのは2店舗ほどしかない。
・比内地鶏の卵が手に入らなくなったらお店を閉める。(入手しづらい)
・マスコミに取り上げられると3年間は来店客が減る。(混んでいると思って、地元の人が敬遠するようになるので...)
・したがってテレビには出たくない。(ちょっと自慢げ...w)
・大曲の花火は、もともとは中仙のものだ。
・駅前の再開発で商店街が無くなり、客数が大きく減っている。
・etc...
大将の話は尽きること無く... これでは私が酔いつぶれてしまいそう(笑)
なので、そろそろ〆の焼きそばをお願いしまーーす!!w
▼七兵衛の焼きそば シングル(麺1個)600円也
なるほど「つゆだく」!さらには「足りない時に」ってソースが別出しされてきます!!
そのソースを比内地鶏の目玉焼きの上にかけて、半熟の目玉をスプーンで割ると黄身がトロ〜ッと!その中を潜らせるようにして麺を啜る!!
うんま〜〜〜い!!
横手焼きそばの特徴である一度茹でた麺は、もっちりしていてスープが良く絡む!!
添えられている福神漬けが、これまた合う!たしかにこのソースには紅ショウガではなく福神漬けだねーー。
横手焼きそば - Wikipedia
戦後(1950年頃)、「元祖神谷焼きそば屋」の店主であった萩原安治が、地元の製麺業者と協力しながら作り上げたのが始まり。1965年頃には、駄菓子屋などでも売られるようになった(ピーク時は100店以上に)。 昭和28年に横手を訪れた作家:内田百閒(うちだ ひゃっけん)の雪解け横手阿房列車には、横手やきそばについて「朝の光で、上に丸く乗った、まだ潰さない黄身がきらきらと光った」と書き綴られている。
昔は駄菓子屋さんの軒先で、鉄板で焼いた「焼きそば」が盛んに売られていたのだとか。その時代に体験した味を今に伝える「七兵衛」さんの横手焼きそば。お近くに行かれた際は、是非立ち寄ってみて下さいな。
▼食べログ
七兵衛 しちべえ - 横手/焼きそば [食べログ]
▼その他のお店情報等はこちらで
横手やきそば暖簾会
▼参照元リンク
横手焼きそば - Wikipedia
郷土レストラン-七兵衛-|横手やきそばの説明文